注文住宅の施工や販売を請け負う会社にとって、自社を利用してくれるお客さんをどれだけ集められるかは重大な経営指標です。
特に、新型コロナウイルスの影響で一戸建てのニーズが高まっている現在、注文住宅の集客に力を入れるべきタイミングと考えます。
一戸建ニーズが急上昇!建売の減少で注目される「セミオーダー(規格型)注文住宅」とは(住宅情報館)
とは言え、「何をしたらお客さんを集客できるか分からない」という方も多いかと思います。
そこで、本記事では注文住宅における集客方法について詳しく解説します。集客の参考になれば幸いです。
注文住宅の集客方法
ホームページ
検索サイトやWEB広告、SNS、チラシ、その他、どの集客手法でも受け皿になるため、ホームページは必要不可欠になります。
ホームページには自社の事業内容や強み、さらには施工事例をはじめとしたアピールポイントなど、広告では足りない情報をホームページを通じてお客様に知ってもらうことが可能です。
ホームページはご自身で開設することもできますが、もし「どうやって作ればよいのか分からない」というのであれば、ホームページ制作会社に依頼するのも手です。その道のプロがデザインや執筆などを担当するので、個人で作るよりも魅力的なホームページに仕上がります。
SEO対策
SEOというのは「検索エンジン最適化」の略称で、Google(その他Yahoo!やbingなど)検索エンジンで上位に自社のホームページ(コラム記事)を表示させる施策です。
例えば、「〇〇区 注文住宅」「××市 ハウスメーカー」など、特定の検索キーワードで1ページ目上部に表示されるようになれば、アクセス数の増加、ひいてはお問い合わせUPに繋がります。
検索エンジンは上位表示されれば、他の広告方法と違って1円もお金を掛けずに自社のホームページにアクセスを集めることができます。
その一方で、売り上げに繋がりそうなキーワードには他社もSEO対策を行っていることが多く、ウェブに関する知識がないと狙ったキーワードを1ページ目に表示させることは困難です。
SEO施策を外部に委託するのも手ですし、SEO対策が施されているホームページを導入するのも有効な手段です。
リスティング広告(検索結果連動型広告)
リスティング広告とは、検索サイト上で検索結果画面の最上部に表示される広告です。上述のSEOによる広告とは異なり、太字で「広告」と表示されるのが特徴です。
リスティング広告は、広告ランクの高さによって掲載順位が決定します。
広告ランクの高さ=1クリック辺りの単価(入札単価)×検索キーワードとページの関連性(品質スコア)
SEOに比べたら上位に表示するために必要な労力は掛からないとされていますが、
・狙った検索キーワードに対する適切な単価での入札
・入札単価に対してどれだけの利益が見込めるのかという予測
・狙った検索キーワードに対して適切なウェブページを表示しているか
など、ある程度の専門性を必要とします。
とはいえ社内に担当者を置くなどで内製化も十分可能です。費用対効果で見極めていきましょう。
MEO対策
MEOとは、Map Engine Optimizationの略称で、Googleマップでの検索結果において上位表示させる施策のことを指します。
ローカル検索やローカルSEOとも呼ばれており、特定の地域でビジネスをする場合には重要なウェブマーケティング施策になります。
SEOに比べたら取り組んでいる企業が少ないため、競合が表示されていない地域であれば積極的に取り組むべきことをおすすめします。
SNS
個人の利用はもちろんのこと、近年では様々な企業がSNSを利用して情報発信を行っています。
利用者も検索エンジン以外に、SNS内でのキーワード検索やハッシュタグを用いて情報収集を行うようになっているため、上手に活用することで自社の認知活動やブランディングにも繋がります。
Facebook、Twitter、Instagram、LINEなど、様々なSNSがあるので、御社がアピールしたい層に訴求する適切なものを選ぶ必要があります。
また、各種SNSは自社メディアとして運用する以外にも、広告掲載を行うことで利用者にアプローチできます。
弊社では、Facebook広告・Instagram広告・LINE広告を用いた集客支援の実績が豊富にございます。詳細が気になりましたらこちらもご相談ください。
チラシ広告
オフラインを用いた集客方法で、比較的低コストかつ低労力で行えるものとしてはチラシ広告があります。
方法としては、各家庭のポストにチラシを投函するポスティングと、新聞に挟んで各家庭に配送する折り込みチラシがあります。 1回の配布ではチラシを捨てられる・見逃される可能性があるため、継続的な配布が必要になります。
看板広告
都市部のビルや住宅地、道路、電柱など様々な場所に掲載する看板広告。
チラシに比べると費用が高くなるというデメリットはありますが、チラシよりもさらにエリアを絞った宣伝ができるため、効果測定が行いやすいメリットがあります。
総合住宅展示場
住宅を建てたい人が、実際の住宅を見て住み心地を体験するイベントである住宅展示場。中でも複数の住宅メーカーのモデルハウスが集まる総合住宅展示場です。「たくさんの企業の住宅を一度に比較検討できる」ということで、近々に家を建てたい顕在層が集まりやすく、成約率も高い場と言えます。
完成見学会
完成見学会は住宅展示場と同様で、家を探している方々に、原寸大サイズの自社施工を見て触っていただく場です。
しかも住宅展示場のような維持費を掛けずとも、実際に見て触ってもらったうえで説明できるメリットがあります。ただしよほど知名度がある会社以外は、完成見学会単体では集客力に欠けてしまう可能性があります。
完成見学会のメリットを最大化したいのであれば、他の集客方法と組み合わせる必要があります。また完成見学会や総合住宅展示場に来場する段階では、すでに大方の依頼先が決まっている(目ぼしが付いている)ので、その前段階、潜在段階で自社に引き込み、囲い込んでおく施策が有効です。
住宅情報サイトへの掲載
近年は、天気予報やニュース、株価などの情報提供を行っているものから、各地域の飲食店、結婚式場、などの店舗一覧を掲載しているものまで、さまざまなポータルサイトがあります。
注文住宅・ハウスメーカー・工務店が掲載できる住宅情報サイトとしては、リクルート社が運営している「SUUMO(スーモ)」が有名です。
掲載費用が発生しますが、住宅情報サイトに掲載してもらうことで一定の集客効果を見込めます。
おわりに
注文住宅の集客方法10個をご紹介いたしました。上記の方法以外にも様々な集客方法があるため、自社の地域や方向性にあった集客方法を活用することをおすすめします。
また1つの方法に固執するのではなく、ホームページ×チラシなど、複数の方法をオンライン・オフライン合わせながら集客をしていくことが大切です。