無料で始めるFacebook集客のキホン~工務店・リフォーム店が活用すべき意外な機能5選

     
FB集客5つのテクニック集客
集客

国内の多くの企業で、ホームページに並んで導入が進むFacebook。
建設会社さんや工事会社さんだけでなく、工務店やリフォーム店といった会社さんの中にも 「ホームページは無いけどFacebookはやっている」 といった方もいらっしゃるかと思います。

その多くは「ブログ投稿」として使っているかと思いますが、実は建設業、特に一般の方を対象とした工務店・リフォーム店などの住宅工事会社さんこそおすすめの機能が、まだまだたくさんあります!

そこで本記事では、Facebookのキホンから業務に使える「意外な機能」まで、わかりやすくまとめてみました。

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建設業界におけるエンドユーザー集客の極意

Facebookってなに?~多くの企業が公式SNSとして活用中!~

TwitterやLINE、Instagram、TikTokなど、多種多様なソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が存在しますが、なかでも多くの企業が導入しているのが、無料で開設することのできるFacebookです。

Facebookのユーザー数は、2019年で2,800万人と莫大。しかも利用者は30代~50代が中心で、SNSのなかでは年齢層がかなり高めです。 また「実名での登録」が原則ということもあり、他のSNSと比べてオフィシャル感や公式性があります。

こうした理由が、企業での導入が進む理由の1つになっています。

Facebookの年齢別ユーザー数

Facebookのユーザー層は、30代~50代が中心。これにより、仕事を持ちそれなりの地位にいる人、住宅やリフォームなどの工事を依頼する施主層とのコミュニケーションを図ることができます。(出典:Social Media Lab by Gaiax

建設業界でも導入例多数!

多くの会社が公式で導入し、年齢層も高め。そしてFacebookの得意分野が「コミュニティづくり」「人とのつながりによる情報の拡散」です。

これらの特性を生かして、たとえば潜在顧客のファン獲得やOB客への情報発信を目的に使う工務店さんのほか、協力会社や同業者など仕事関係者とのコミュニケーションを図るために利用する建設会社さんも多く見られます。

今日の日本では「洋服を買う」「居酒屋を決める」など、日常の行動の多くがSNSきっかけで行われるようになってきていることも、企業の導入が進む一因といえます。

左)従業員2名規模の左官業、美匠様のページは、左官のノウハウや施工事例などを投稿。なかには100近くの「いいね」が付くほどファンを獲得。(右)リフォーム業、桶川工業様のページでは、暮らしのお役立ち情報を中心に投稿。Facebookで集めた潜在顧客を次々とホームページへ送客し続けています。

Facebookで、こんなこともできます!

手間なく効果的にイベント告知!

ここからは、あまり知られていない便利な機能についてご紹介します。

まずはイベント告知機能。 完成見学会や住宅ローンセミナー、間取り相談会といった集客イベントを開催するとき、ホームページに特設ページを作るケースもありますが、Facebookでは開催日時と画像(または動画)、コメントを入力するだけでイベント告知画面が簡単に完成。定期イベントも自動で設定でき、イベントがキャンセルになった場合も自動で告知できます。

さらに便利なのは、参加者をリスト化でき、ディスカッション機能で参加者と交流することが可能な点。もちろん拡散や広告宣伝もできるので、幅広く認知させたいときにはぴったりの機能といえます。

イベントページの作成例。(出典:LocaFolio

クーポンで工事契約を促進!

Facebookでは、オンラインでクーポンを配布することができます。

これはECサイトでよく見る割引クーポンの役目を果たしますが、一番のポイントは「後で使うために保存できる」という点。保存したクーポンは利用者の「Facebookクーポンブックマーク」に自動的にストックされます。 つまり、手元に溜めたクーポンをユーザーも何度も見返す=宣伝になります。

さらにこのクーポンはリアル店でも使えるので、「施工費10%割引」「オプション無料」など、工事契約のときまで、貴社をアピールし続けることができるのです。

クーポンの例。(出典:Facebook

360゚動画でオンライン内覧会を実現!

不動産会社のホームページで多く見かけるようになった360゚画像や動画。スマートフォンでもパノラマ撮影機能付きの端末が増えるなど、かなり身近になってきました。こうした画像や動画をFacebookでも投稿することができ、まさに昨今の非接触型営業にもぴったりの訴求方法となります。

活用例としては、モデルハウスや分譲住宅、リフォーム案件の内覧画像、ウォークスルー動画などが考えられます。
ここでおすすめしたいのは、施工中の内覧画像/動画です。単純にBefore/Afterの比較で興味を引けるほか、工事の丁寧さや施工品質のアピールにもなるからです。

不動産会社によるバーチャル内覧の投稿例。Facebookでは360゚の画像や動画を投稿でき、ユーザーはマウス・指のスワイプで見たい方向を自由に変えられます。 (出典:東日本住宅株式会社のFacebookページ

宣伝から拡散まで一括でできるライブ配信

近年YouTubeのライブ配信・実況が人気ですが、Facebookでも、フォロワーや友達にライブ動画を配信できる機能があります。

ライブ配信中は投稿者のページかプロフィールのニュースフィードに表示されますが、配信後も同じ場所に動画として残ります。そのためライブ配信を見逃してしまったフォロワーも後から視聴することが可能です。

YouTubeと同様、リアルタイムで視聴者とのコミュニケーションを取れるので、セミナーなどでの質疑応答もスムーズです。特別なソフトや機材が不要で、投稿で告知広告で連携できるなど、Facebook内で拡散・宣伝までワンストップでできるところがメリットです。

スマートフォンアプリ、もしくはFacebookページのメニューから「ライブ配信を開始」を選択するだけでライブが配信できます。複雑な操作が必要ないので、誰でも簡単に利用できるのが特長です。(出典:Social Media Lab

手軽にネットショップを作れる!

Facebook内に、オンラインショップ「Facebookショップ」を開設することもできます。

商品一覧(カタログ)を作成し、そのデザインを細かく決めたり、決済方法を設定したりといった作業は必要ですが、通常の大手ECサイトへの出店と比較すると労力は半分以下。販売手数料として売上の5%が引かれてしまいますが、誰でも手軽にオンラインショップを開店できます。

Facebookショップのページ例。(出典:Facebook

建設関連では工事費が決まっているサービス、たとえばエアコンのクリーニングや網戸の張替え、水栓金物の交換などの安価なものを設定し、集客のきっかけづくりにするのもおすすめです。
このほか広告宣伝できたり、独自のポイント制度を導入できたりするところも便利な点です。

Facebookを活用する際に押さえておきたいこと

まずはビジネスアカウントの作成を!

Facebookをブログのように使っている方も多いかと思いますが、実はほかにも便利な機能がたくさんあります。
その前提となるのが、個人用ではなく「企業用」のページ「Facebookページ」(ビジネスアカウント)を作ること。 これにより、多くの機能が解放されます。 なおFacebookページは、個人アカウントがあれば簡単に作成できます。

個人アカウントとビジネスアカウントでの「できることの違い」を右の表にまとめていますので、ご確認ください。

ルールを決めておく

Facebookを運用しておくと、潜在顧客とコミュニケーションを取れたり、協力会社とつながったりと、事業に役立つメリットも多くあります。 その一方で、デメリットやリスクも確実に存在します。これらは事前に準備しておけば問題ありません。

まず意識しておきたいのは、ホームページとは異なり「双方向のコミュニケーションが取れるツール」であこと。そのため、Facebookのターゲットや目的を決めておき、投稿内容のトーンやテンション、企業姿勢をあらかじめ決めておくと、敬遠するユーザーも減ります。

また双方向ゆえに望まないコメントが投稿されたり炎上する可能性もあります。その場合の対処や対応者などを事前に決めておくと、余裕をもって対応できるのでおすすめです。

さいごに

作る側も見る側も、どんどん進化しています

Facebookの基本と建設関連業で使える機能について紹介しました。近年は施主がインターネットで下調べする割合が多く、「お問合せしたときには、ほぼ調べ尽くしている」といったケースが増えてきています。

ユーザーの消費行動がどんどんオンラインに移行しているということで、Facebookだけでは「施工事例」や「企業理念」といった情報収集ができず困る、という声も多く聞かれます。その際に重要になるのが「ホームページ」です。

「どうしても集客がうまくいかない…」そんな壁に行き詰まったら、ぜひ建設業特化で建設会社・各種工事会社・工務店・リフォーム店・住宅工事会社・建築工事会社など、全国の建設関連全29業種へのIT支援実績のあるBRANU(ブラニュー)まで、ぜひお気軽にご相談ください!

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この記事を書いたライター
政所健司

建築専門出版社にて住宅誌の編集長を歴任。国交省・住宅金融支援機構・NEDO等の広報誌制作業務に参画後、LIXILリフォームショップFC店の企業広報を経て現在BRANU株式会社にてマーケティングを担当。「現場で一番汗を流している人たちこそ主役に」という考えのもと、中小零細企業へのIT支援・DX支援・事業支援を通じて建設業界の古い産業構造の改革を目指す3児の父。

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