簡単!Googleアナリティクスの使い方~建設・リフォーム会社のホームページ改善編

     
GAの賢い使い方サムネイルホームページ制作
ホームページ制作集客

「ホームページを作ったけど、問い合わせがまったく無い」
「ホームページ、作った意味はあったのかな?」
そんな疑問にぶつかることもあるかと思います。これを解決するためには、まずは自社のホームページの状態を把握して、分析や効果測定を行うことが大事です。

そこでおすすめしたいのが、Googleから無料で提供されている アクセス解析ツール「Googleアナリティクス」の活用です。
ホームページ制作を委託すると、ほとんどの場合で 一緒に設定されるので、名前は聞いたことがあるかと思います。ただし操作が複雑で、とっつきにくいという意見も…。

そこで本資料では、この「Googleアナリティクス」で、 何を見たらよいのか、わかりやすく解説したいと思います。

Googleアナリティクスって何?~ログイン方法

Googleアナリティクスは、Googleが提供しているアクセス解析ツールです。
ホームページを訪れたユーザーの行動を記録し、レポートとして見ることができます。

記録を開始するためには計測タグ(トラッキングコード)の埋め込みや各種設定などが必要ですが、たいてい制作会社側で済ませていますので、ここでは割愛いたします。

Googleアナリティクスのタグの例

Googleアナリティクスを見る際に必要なのは、Googleアカウント(Gmailのメールアドレス)とそのパスワードです。この2つさえあれば、ログインして見ることができます。分からなければ、制作会社に聞いてみましょう。

Googleアナリティクスへのログイン画面|https://analytics.google.com/analytics/web/?hl=ja#/

Googleアナリティクスでできること

ここからは、Googleアナリティクスでできる分析について、重要度の高いものをご紹介したいと思います。

訪問者の行動から、ホームページを診断

ユーザー

アクセスした回数ではなく、訪問した人の「頭数」で、別名「uu数」(ユニークユーザー数)。 1カ月に400~500人の訪問で、お問合せが1件発生している建設会社さんが多いようです。 この数を増やすには、広告を打ったり、検索順位で上位表示を狙うなどの方法があります。

ユーザーあたりのセッション数

この数が多いほど「御社に興味があってたくさん情報収集(回遊)をしている」という証拠で、お問合せに至る人ほど多くのページを見る傾向があります。 少ない場合は「欲しい情報が載っていない」ということで、コンテンツの拡充を検討されると良いでしょう。

平均セッション時間

ホームページを開いている時間の平均です。滞在時間が長いほど、熱心にコンテンツを見てもらえている証拠であり、「熱量が高いユーザーが訪れている」という現れです。対策としては、コンテンツの質の向上やニーズを満たす内容の拡充が有効です。

直帰率

せっかく御社のホームページにたどり着いたのに、1ページだけ見て帰ってしまった人の割合です。 原因は導線不良やコンテンツ不足などが考えられますが、サイトのタイトルや広告文との整合性(タイトルに惹かれてクリックしたけど、思ってたような情報が無かった)も検証してみましょう。

流入経路の把握でサイトの状態を知る

次に、訪問経路を見てみましょう。

どんな経路で御社のホームページにたどり着いたのかがわかります。経路は以下の7カテゴリに分類されて表示されています。

  1. Direct:URLの直接入力やブックマークからの訪問
  2. Email:メールからの訪問
  3. Organic Search:GoogleやYahoo!などの検索サイトからの訪問
  4. Referral:検索サイトやSNS以外の、リンク経由での訪問
  5. Paid Search:Googleの検索連動型広告からの訪問
  6. Display:Googleのディスプレイ広告からの訪問
  7. Social:FacebookやTwitterなどSNSからの訪問

※3.Organic Searchの割合が高い場合は「広告を打たなくても集客できている」状態。コンテンツを含めたホームページのポテンシャルが高い証拠です。

狙ったエリアで集客ができているか?

アクセスした地域も見ることができます。

最初は世界地図ですが、Japanをクリックすると都道府県別にみることができます。狙った地域外からの流入が目立つ場合は、ホームページのタイトルやコンテンツ内へ地域名を意識的に多く登場させたり、広告の配信エリアを精査することで、確度を上げられます。

訪問者の客層から市場のニーズを探る

どんな客層に見られているか? が推測できます

 

ここではdesktop / mobile / tabletの3種類で表示されます。法人から多く見られるようであればdesktopが、個人一般の方から気軽にアクセスされるホームページの場合はmobileの割合が多くなります。 「市場のニーズの現れ」という側面もあり、「もともと法人狙いだったけど、mobileが多いので一般向けの間口も広げた」という足場屋さんの例もあります。

お問合せに至った顧客の動きを改善材料に

お問合せ経路の検証で、必勝パターンを強化しましょう!

あるリフォーム会社さんでは、お問合せに至った方のほとんどが「キッチン施工事例を見ている」という傾向を把握。そこでキッチンの施工事例を増強し、さらにキッチンまわりの特設ページを加えることで、受注数を伸ばすことに成功しています。

ホームページで成果が出るようにするためには、適切な改善を加えていくことが成功のカギとなります。その改善策を立案するには、正しい現状分析が欠かせません。
ぜひ本資料を参考に、自社のホームページの状態を見直していただけたら幸いです。

     
この記事を書いたライター
政所健司

建築専門出版社にて住宅誌の編集長を歴任。国交省・住宅金融支援機構・NEDO等の広報誌制作業務に参画後、LIXILリフォームショップFC店の企業広報を経て現在BRANU株式会社にてマーケティングを担当。「現場で一番汗を流している人たちこそ主役に」という考えのもと、中小零細企業へのIT支援・DX支援・事業支援を通じて建設業界の古い産業構造の改革を目指す3児の父。

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