Googleビジネスプロフィールと投稿機能の活用法~ビジネスチャンスを逃さないために!~

     
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Google検索やGoogleマップで表示される「Googleビジネスプロフィール」。ホームページにジャンプしなくても、飲食店のメニューや写真、口コミ評価、営業時間などがわかって便利で、近年では一般企業でも導入が増えています。

たとえば、顧客を事務所や自社ショールームに呼びたい場合、ビジネスプロフィールで表示されれば、住所や電話番号、営業時間などが一目でわかります。さらに、Googleマップですぐに経路が調べられ、会社に対する口コミ評価も表示されるのです。

この活用しない手はないGoogleビジネスプロフィールには、たびたび機能が追加されており、どんどん便利になっています。そこで今回は「投稿機能」をピックアップしながら、2023年8月時点での最新情報をまとめてご紹介します。

おさらい~Googleビジネスプロフィールとは?

Googleビジネスプロフィールとは、会社や店舗の情報をプロフィール化して登録・管理できるサービスです。具体的には、会社の住所や営業時間、電話番号、写真などを掲載できます。情報の登録や管理は無料で行えるので、余計なコストは発生しません。

Googleビジネスプロフィールを登録しておくと、ユーザーがGoogleマップなどで情報を検索して会社を見つけた際、登録した情報が表示されるようになります。また、ユーザーはプロフィールに口コミを投稿可能で、会社は口コミから自社の評価を確認したり、返信してコミュニケーションを取ったりすることもできます。

Googleビジネスプロフィールの基本~登録から運営まで工務店・リフォーム店の集客ノウハウを大公開!~
無料で地元の潜在顧客層にPRできる「Googleビジネスプロフィール」(旧・Googleマイビジネス)について、工務店ならではの活用法やポイントをまとめてみました。

Googleビジネスプロフィールのメリット・デメリット

Googleビジネスプロフィールの大きなメリットは、集客力のアップが期待できることです。プロフィールを登録しておくと、お客様が「地域名+工務店」「地域名+リフォーム会社」などで検索した際、近くにある工務店やリフォーム会社がGoogleマップ上に表示されるようになります。つまり、依頼に直結しやすい地域の見込み客に、自社の存在を認知してもらいやすくなるのです。

特に中小規模の建設会社の場合、施工エリアは地元周辺に限られており、施主様の大半は地元の方だと思われます。このような業態の会社では、広範囲ではなく施工エリアの顧客に限定してアプローチすることが非常に重要です。Googleビジネスプロフィールをしっかり登録しておけば、いわゆるMEO対策(ローカルSEO対策)において大きな効果を発揮します。

また、自社ホームページと連携すれば、HPへの流入経路が増え、より多くのユーザーの流入が期待できるでしょう。ユーザー情報の解析により、プロフィールやホームページの改善にも役立ちます。さらに、自社のサービスを利用したお客様がいい口コミをつけてくれれば、他のお客様に安心感を与えイメージアップにつながるのです。

ただし、信頼性やGoogleからの評価を高めるためには、定期的に更新して常に最新情報を発信していく必要があります。また、ネガティブな口コミがつく可能性がある点にも注意が必要です。運用に当たっては定期更新を心がけ、ネガティブな口コミがついた時には真摯に対応しましょう。

Googleビジネスプロフィールの登録手順

Googleビジネスプロフィールへの情報登録は、手順を知れば誰でも簡単に行うことができます。基本的な登録手順をご紹介します。

1.オーナー確認(本登録)

まずはビジネス名やメインカテゴリ、住所、連絡先などの必須項目を入力します。この際、部外者に管理権限が渡るのを防ぐために「オーナー確認」をしなければなりません。オーナー確認は電話、メール、郵送、公式サイトのGoogle Search Consoleのいずれかで行い、確認コードを受け取る必要があります。

Googleビジネスプロフィール_02

Googleビジネスプロフィールのオーナー確認画面例

2.基本情報の入力

オーナー確認が済んだら基本情報を入力します。項目はカテゴリ、営業時間、商品・サービス、ウェブサイトなどです。項目はできる限り埋めて、どのような会社なのかわかりやすくしましょう。

3.写真の追加

Googleビジネスプロフィールには写真も登録でき、登録しておくとマップ検索の結果にも写真が表示されるようになります。会社の雰囲気を伝える上で重要な情報なので、会社の外観・内観や施工事例、スタッフの顔写真などを登録しておくといいでしょう。

要注目! Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能とは?

Googleビジネスプロフィールを運用する上で、ぜひ活用しておきたい機能に「投稿」機能があります。投稿機能は、簡易的なブログやメッセージボードのような形で、店舗の情報をユーザーに向けて発信できる機能です。

文章だけでなく写真も掲載でき、さまざまな情報の発信に役立ちます。具体的な活用方法やメリット・デメリットについて見ていきましょう。

投稿機能の活用法~こんな時に使うと便利です

投稿機能は、会社の最新情報の発信に活用できます。たとえば、新サービスや期間限定サービスを開始したり、会社の体制が変わったりした時にその情報を投稿すると、スピーディーな情報発信が可能です。

また、内覧会やローンセミナー、採用セミナーといったイベントの開催告知にも役立ちます。これらの情報をGoogleビジネスプロフィールに投稿しておけば、検索して会社のプロフィールを見た人にアプローチでき、興味のある人に対して効果的に情報を伝えられるのです。

投稿機能のメリット・デメリット

投稿機能のメリットは、ユーザーに対してリアルタイムで情報発信を行えることです。どれだけ魅力的なサービスを始めてもその情報がユーザーに伝わらなければ意味がありません。その点、投稿機能を使えばタイムリーな情報発信が可能になり、特に新規ユーザーに対して強力にアピールできます。

また、常に最新の情報が掲載されているということ自体が、ユーザーの安心感につながります。加えて情報の内容が魅力的であれば、他社との比較検討にも用いられ、自社が選ばれる確率がアップするでしょう。ホームページやポータルサイトに飛ぶことなく、Googleビジネスプロフィールだけで情報収集を完結できるのも、ユーザーにとっては時短につながる大きなメリットです。

さらに、定期的に投稿(更新)を行うことで、Googleからの評価が高まりMEO(ローカルSEO)対策になるというメリットもあります。検索エンジンは新しい情報を公開しているWebサイトを高く評価する傾向にあるため、手軽に更新ができる投稿機能は非常に効果的です。

一方デメリットとしては、文章の作成および投稿に手間がかかる点が挙げられます。また、予想以上に多くのユーザーが目にすることもあるため、内容に誤りがないよう注意して投稿しなければなりません。さらに覚えておきたいのは、掲載する/しないの判断が、基本的にGoogle次第であるという点です。おおよそ、投稿して2~3分で反映されますが、場合によっては2~3日かかったり、結局投稿されない場合もあります。投稿されない主な原因として、「投稿内容の重複」「記載内容のポリシー違反」と判断されることが挙げられますので、下記ガイドラインを確認し、違反部分を修正して再投稿してみてください。

◆投稿全体のコンテンツポリシー
ビジネス プロフィールの投稿に関するコンテンツ ポリシー – Google ビジネス プロフィール ヘルプ

◆写真やテキストに関するコンテンツポリシー
各フォーマットに適用される要件 – マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー ヘルプ

◆禁止事項
禁止および制限されているコンテンツ – マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー ヘルプ

一方、「Googleのポリシー判断AIの精度不安定が一番の原因」との声も相当数聞かれます。ガイドラインに沿った投稿でも反映されないようであれば、ヘルプに相談してみるのもよいでしょう。

投稿したブログやSNSと「自動」連携できます!

Googleビジネスプロフィールの投稿機能は、それ単独で使用しても一定の効果が見込めます。それに加え、自社HPのブログやSNSとも連携を行うと、さらに情報を拡散し効果を高めることが可能です。連携のメリットやポイントを確認しておきましょう。

SNSとの連携も可能

Googleビジネスプロフィールには、X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、YouTubeなどのリンクを貼ることができます。ただし今のところ、オーナー側からはコントロールできず、Google側で判断して自動的に追加される仕様となっています。

さらに、「SNSに投稿した内容を、Googleビジネスプロフィールにも掲載したい」という場合、今のところ、Googleビジネスプロフィールの投稿と各SNSへの投稿を自動連係する機能はありません。その代替策として、GoogleビジネスプロフィールとSNSそれぞれに同じ記事を投稿するか、ビジネスプロフィールに投稿した記事のURLリンクをSNSに貼って投稿する(シェアしたい投稿を開き、アイコン「共有」から該当のSNSを選ぶ)、という方法でひとまず達成できます。

しかし別々に投稿するのが手間だったり、リンク投稿では写真しか共有できないなど、使い勝手が非常に悪い状況です。これを解決し自動連携する方法として、サードパーティ製のツールを使う手があります。ざっと検索するだけでも10ツールほどヒットしますが、いずれも有料なので、使いやすく費用対効果の優れたツールを探す必要があります。

Gyro-n MEO

出典:Instagramと連携投稿できるユニヴァ・ジャイロン社「Gyro-n MEO」

自社サイトのブログと自動連携できる「CAREECON 集客」

SNS投稿をGoogleビジネスプロフィールの投稿と連携させる方法をご紹介しましたが、さらに、自社サイトのブログ記事と連携することも可能です。こちらも公式の仕様としては連携機能はありませんが、建設業に特化した中小企業向けデジタルマーケティングツール「CAREECON 集客」を導入することで、実現できます。自社サイトと投稿連携するメリットとしては、検索対象キーワードと企業を紐づけられるため、MEO対策として非常に有効とされています。

「CAREECON 集客」では、Googleビジネスプロフィールに掲載している内容の編集・更新やクチコミ管理など、運用全般を行える仕様になっています。これらを含めたMEO対策を行うことで、検索結果の最上位に表示される可能性が高まり、結果、ユーザーから選ばれやすくなります。

その他にも、定型文を用いた口コミへの返信や、さまざまな用途に合わせた問い合わせフォームの作成、メールマガジン配信、アクセス解析など、数多くの機能を備えた便利なツールです。デジタルマーケティングに力を入れたい時は、ぜひ導入を検討してみてください。

CAREECON 集客 | 建設業向けマーケティングツール
CAREECON(キャリコン)集客は、Webサイト作成、問い合わせ管理、施工事例の投稿、メール配信など、建設業マーケティングを一手に担うデジタルマーケティングツールです。

まとめ

Googleビジネスプロフィールを活用すると、集客に大きな効果を発揮します。投稿機能もあわせて活用し、SNSとも連携すれば、最新情報をわかりやすく発信することが可能です。ビジネスチャンスを逃さないためにも、プロフィールをしっかり登録するところから始めてみましょう。投稿機能の活用やSNSとの自動連携など、運用でよくわからない点があれば、ぜひ専門業者に相談してみてください。

     
この記事を書いたライター
政所健司

建築専門出版社にて住宅誌の編集長を歴任。国交省・住宅金融支援機構・NEDO等の広報誌制作業務に参画後、LIXILリフォームショップFC店の企業広報を経て現在BRANU株式会社にてマーケティングを担当。「現場で一番汗を流している人たちこそ主役に」という考えのもと、中小零細企業へのIT支援・DX支援・事業支援を通じて建設業界の古い産業構造の改革を目指す3児の父。

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