建設業界で「人手不足」「人材不足」が叫ばれてから、もう何年も経ちます。
各建設事業者さんはさまざまな手段で人材獲得に奔走されていますが、それでも、
- 現場が忙しくてハローワークの更新ができていない
- 求人広告を出してもうまくいかない
- なかなか良い人材に巡り合えない
と悩まれるケースが多くあるようです。
しかし一方で、人材獲得が順調な建設会社さんもいます。
求人獲得の主流が雑誌からオンラインに移った今、インターネットを上手く活用することが成功のカギです。そこで今回は、ネット求人媒体の最大手「Indeed」について取り上げてみたいと思います。
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建設業界における人材採用の教科書
Indeedってなに?
多くの求職者が利用するネットの求人媒体
TV-CMなどで広く認知されているIndeedですが、その圧倒的な優位点は膨大な利用者数(Indeedを利用している求職者数)です。
一般的な求人サイトで月間ユーザー数が500万~700万人といわれる中、Indeedでは月間4,200万人。単純計算で、実に労働力人口の半数以上が利用している計算になります。
多くの求職者が利用していることから、貴社が提示する職種や労働条件とのマッチング率も高まり、応募につながりやすくなります。
求人特化の検索エンジンとして
なぜ、これほどまで利用者数が多いのでしょうか?
その理由は、Indeedが「求人特化型の検索エンジン」だからです。簡単に言えば、国内の主要求人媒体のほか、ハローワークの情報や各社がホームページに掲載している求人情報まで、幅広い求人情報を網羅し、Indeedのサイトのワンストップで閲覧できるためです。
つまり、複数の求人サイトを開いて見比べるのではなく、同じ画面でいっぺんに比較・吟味できます。求職者にとっては便利ですが、さらにスマートフォン用のアプリの使い勝手が良い点も、利用が増えている理由の1つのあげられます。
Indeedに求人情報を掲載するには?
では、多くの求職者が利用するIndeedに掲載されるには、どのようにしたら良いでしょうか? その方法は主に3つあります。
1.自社の求人ページをIndeedに合わせる
1つ目は、自社のホームページをIndeedに拾われやすい仕様に変えることです。
具体的には以下をご確認ください。
Indeedに掲載されるページの主な条件
- 常に時6件以上の求人情報が掲載されている
- 1つの求人案件ごとに、職種、勤務地、仕事内容がすべて記載されている
- 1つの求人案件に1ページ(1URL)が割り振られている
- 各求人ページに応募方法が記載されている
- ページがモバイル対応されている
Indeed側で勝手に無料で求人情報を拾ってくれるとはいえ、上記の条件をクリアするために自社ホームページの構成や内容をIndeedに合わせる必要があります。場合によっては制作会社に依頼する必要も出るなど、ハードルは高めかもしれません。
その場合は次の手段に切り替えましょう!
2&3.求人媒体あるいはIndeedに直接投稿する
自社のホームページを持っていない、あるいはホームページを変えるのが大変な場合は、
- ①国内の求人広告媒体に有料で出稿する
- ②Indeedに直接投稿する(無料/有料)
の2つの道があります。
①の求人広告媒体に出稿する場合は、Indeedにも同時掲載されるかどうかを確認しましょう。
とはいえ費用が掛かる話でもありますので、おすすめは②の「直接投稿する」になります。
Indeedへの投稿は、アカウントを作成し、「求人票の作成」へ進めて手順に従えば簡単に投稿できます。ハローワークよりも入力項目が少なく済むのもメリットです。
Indeedを使うメリット
募集する「企業側」の使い勝手が良好!
「利用者が多いのは分かるけど、なぜIndeedが良いの?」という疑問もあるかと思います。その答えとして、Indeedを使うメリットをこちらにまとめてみました。
Indeedに掲載するメリット
- たくさんの求職者に見られる
- 無料でも利用できる
- 管理画面があり、応募者との連絡もスムーズ
- Indeed内でWeb面接もできる
- 有料掲載の場合も、クリック課金制のため最低限の料金しか発生しない
- 期間や予算の設定が自由
- 自社ホームページへリンクできる
管理画面は他の広告媒体と同等レベルで、応募者を一覧できたり条件抽出したり、ラベルを付けたりと、求人を出す企業にとって応募者を管理しやすくなっています。
また個別の連絡は管理画面から簡単にできるほか、普段使っているメールソフトからも連絡を取り合うこともできて便利です。
Indeedを使うデメリット
良くも悪くも、比較されやすい
欠点と呼べるものが少ないIndeedですが、デメリットとして挙げられるのは、良くも悪くも、他社の求人票と簡単に比較できる点です。
これは「ショッピングサイト」と似ています。同じ商品を値段で並び替える経験は皆さんお持ちと思います。これと同様で、同じ職種・エリアの中で、給与や休暇など条件が良いほうに求職者を取られてしまうというものです。
これを防ぐためには、実際にIndeedで検索してみて、競合の労働条件が自社よりも良いのかどうか、相場なども含めて定期的にチェックすることをお勧めします。
定期更新しないと埋もれる可能性も…
もう1つのデメリットは、上位表示の維持が難しい点です。
Indeed内の求人検索の結果表示は一般的な検索サイトと同様、有料枠があったり人気の求人票が上位に表示される傾向もあります。
しかし基本的に優先されるのは新着順です。つまり上位表示を維持するには、定期的に内容を書き換えたりする必要があります。
つまるところIndeedでの求人獲得は、「費用」よりも「手間」を掛ける必要があるのです。
作る側も見る側も、どんどん進化しています
求人サイトIndeedの基本やメリット・デメリット、注意点などをご紹介してきました。
圧倒的多数の求職者が利用している求人媒体ですが、企業側はある程度の手間を掛けなければならない点がネック。やはり現場が忙しいとなかなか手も付けられないのが実情ですよね。
そこでBRANUでは、Indeedの原稿作成から出稿、運用まで、忙しい貴社に代わって求人サポートを行っています。
「どうしても求人がうまくいかない」「求人施策に手をかける時間がない…」そんな壁に行き詰まったら、ぜひBRANUまでご相談ください!
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