ホームページはその作り次第で、新たな顧客や元請けを獲得できます。その成否に大きく関わるのが、GoogleやYahoo!などの 検索サイトで表示される順位です。
では上位に表示されるには、どうしたら良いのでしょうか? それには、順位決定のルールを知ることが近道です。しかし、たとえばGoogleの場合でも200を超えるルールがあり、 毎日のように修正が加えられているといわれています。そのすべてを1つ1つ追いかけ続けるのも手ですが、それはまさに「いたちごっこ」。その根幹にある考え方を知っておくほうが 振り回されにくく合理的です。
そこでこの記事ではGoogleを例に、その根幹にある考え方 「インテント」(検索意図)について、まとめてみました。
Googleの検索能力が、どんどん賢く進化しています
本題に入る前に、ちょっとした実験にお付き合いください。
検索サイトGoogleを開き、「日本で3番目に長い川」で検索してみてください。するとだれも頼んでいないのに、川の長さをランキング順にずらっと横並びで表示してくれます。もちろん、3番目に長い川がわかるサイトも提示しています。
調べ物をしている人にはとても便利ですよね。しかしここで注目していただきたいのは2点あります。
1つ目は、検索窓に「石狩」の文字を1文字も入れていないのに、正確な答えを出してくれている点。2つ目は、3位の「石狩川」を特集したサイトではなく、あくまでもランキングに関するサイトを提示している点です。
ここで何をお伝えしたいかと言うと、Googleの「検索した人の意図を読み取る能力、さらにそれを正確に提示する能力が大幅に進化している」ということです。お時間があれば、試しに「トムクルーズの身長」「キムタクの奥さん」なども検索してみてください。入力した文字(語句)に関係なく、正確な回答とともに気の利いた情報も提供してくれるはずです。
Googleが検索者のニーズに応え、精度を上げ続ける理由は?
検索する人の意図を読み取って適した回答を提示してくれるのは、知識情報だけに限りません。お店の場所や調理方法、商品など、さまざまなジャンルで見られます。
たとえば「グラタン 簡単」で検索すると、「グラタンの作り方を調べている」と判断され、検索結果にレシピが並びます。また「グラタン 近く」で検索した場合は「グラタンを食べられるお店を探している」と判断され、「グラタン 評判」と検索すると「ネットショップで購入できる評判の良いグラタンを探している」と判断される――といった具合です。
検索者にはありがたい機能ですが、これはGoogleの収入の約7割が広告収入であることにも関係しています。より多くの人に使い続けてもらうため、満足のいく検索結果を出す必要があるからです。
かつてのSEOの手法が通らなくなってきています
Googleが検索する人の意図を読み取り、より満足のいく検索結果の提示やその精度を高め続けていることは、ご理解いただけたかと思います。 では、そこから読み取れる「ホームページのあり方」について考えてみましょう。
まず、かつてSEOで必須と言われていた「検索で引っかかりたいキーワードを、とにかくたくさん埋め込む!」などの手法が通用しなくなってきているのは確かです。逆に重要になってきたのが、「検索する人の意図や検索行動を想像し、検索サイトで上位に提示されるに見合ったホームページにすること」。
つまり「御社がターゲットとしている人物の検索意図に、合致したページ内容にすること」が、上位表示を目指すための第一歩となります。
検索意図に合致し、Googleに評価されると…
たとえば元請けが「施工技術の高い業者」を探しているときに上位表示されたい場合。自社の施工技術の高さをアピールするページを充実させることは大前提となります。
弊社のお客様・日本空調メンテナンス様の例では、「空調 プーリー」で検索したときに1-2位で表示されています。
もう1つ、弊社のお客様・庭楽館(富士川商事 ヤシロ店様)の例では、「設計力 エクステリア 兵庫」で検索すると、1位で表示されています。(検索順位はいずれも2020年6月に都内で検索した場合です)
また一般の方が「設計力のある外構工事業者」を探しているときに上位表示されたい場合は、ケース別に施工事例をいくつもあげ、さらに設計の意図やポイントなどもしっかり伝えることが必須といえます。
おわりに
ここまでのページで、Googleの検索意図(インテント)についてご紹介してきました。
狙ったターゲットにリーチするためには検索順位が大きく関わり、検索で上位を目指すためにはターゲットの検索意図を逆算してページ内容を充実させる必要がある、ということになります。
しかし、これは最低限必要な条件となります。似たようなページの競合がいた場合、ここから頭1つ抜き出るためには「訪問者数」や「訪問者の滞在時間の長さ」「被リンク数」などが評価になると言われています。ローマは1日にして成らずです…。
いずれにしても、まずは最低限の条件を満たすこと。既にホームページをお持ちの場合は、施工事例やブログでコンテンツの充実を目指すことをおすすめします。
もし上手く行かない場合や、お悩みや不安をお持ちでしたら、ぜひお気軽にBRANUまでご相談ください!