御社のホームページを見た取引先や顧客から、「最初、何の会社か分からなかった」「目的のページにたどり着けなかった」 と言われたことはありませんか?
また社内から、こんな声はあがっていませんか? 「見た目が古く感じる」「自社を説明をするツールとして使えない」「競合がリニューアルしたけど、ウチは…」
これは、改修のタイミングかも知れません。でも、現状問題なく公開できているし、改修するとなると労力や費用が掛かりますし…。そこで本記事では、ホームページのリニューアルについて、タイミングの見極めや失敗しないためのポイントを 簡潔にまとめてみました。
そもそも、ホームページに求めるものは何ですか?
ホームページは車と似ているところがあります。 定期的に磨いてあげないと、錆びて動きも鈍くなります。デザインや機能など、流行の影響も受けます。
ホームページは「名刺代わりにあればいい」「看板みたいなものだから」という理由で作ったものでも、サーバーの維持・保守費などは発生し続けています。またシステムも適宜アップデートしていかないと、情報漏洩などセキュリティ面が心配です。
そこで提案です。どうせ維持費が掛かるなら、売上に貢献するホームページにしませんか? つまりホームページは「費用が掛かるもの」ではなく「利益を生む手段」にするべきだとブラニューは考えます。
コロナ禍によって、世の中の商流がオフラインからオンラインへと移行している昨今。商機を逃さないためにも、ホームページの見直しをおすすめします。
こんな症状があれば、リニューアルのタイミング!
ホームページの改修を検討するにしても、そのタイミングは計りにくいもの。そこで以下に目安となる症状をご紹介します。「創業●周年」といった自社都合の区切りよりも、今この瞬間も発生しているかもしれない「機会損失の防止」を優先しましょう。
01 掲載情報が古いまま
定期的に更新する建設業の許可番号のほか、資格や免許、住所、事業内容、代表の世代交代など、会社情報はたびたび変更が発生します。「修正に費用が掛かるから」と後まわしにしている間に、機会損失している可能性もあります。
02 社名で検索しても出てこない
「名刺代わり」で作ったホームページであればなおさら、「社名 〇〇市」で検索したときに上位に表示されなければ意味がありません。上位に表示されるには掲載内容を改善する必要があり、システム自体を変えたほうが早いケースも。
03 アクセス状況が良くない
訪問者数、滞在時間、直帰率などの数値が悪い場合は、大幅な刷新をおすすめします。たとえば1ヶ月に数人しか訪問されていないホームページだとしたら、維持費も考えるとあまりにも勿体ありません。
ではホームページをリニューアルする際、具体的にどんなところに注意すべきなのでしょうか? ここでは、リニューアルで失敗しないためのポイントを5つほど、ご紹介したいと思います。
リニューアルで失敗しないためのポイント
POINT 1:ホームページの目的を明確にする
まず一番重要なのは、ホームページの目的を明確にすること。理由は、ターゲットや目指す内容によって、適した見せ方や構造がまったく異なるからです。たとえば一般顧客向けと取引先向け、求職者向けでは、表現や内容、導線、設計までまったく異なってきます。そのため、極論を言ってしまうと「1サイト=1目的」が理想となります。
この解決策として、ページ数が少なく費用の手頃な「サテライトサイト」で追加するのも手ですし、予算等で難しい場合は、ホームページの目的に優先順位をつけておくと良いでしょう。
POINT 2:社内で協力し合いながら総力戦で臨む
ホームページで最も重要なのが、掲載する文章や写真などの「コンテンツ」です。 訪問した人を顧客化できるか逃すかは、コンテンツに因るところが大部分です。またコンテンツ次第で検索サイトの順位が大きく変わり、集客数も変わってきます。
そこで充実させるべきコンテンツとして、競合にはない自社の強みや事業内容・商材の特長、求職者向けとしては教育体制やキャリアプランなどがあげられます。在籍社員紹介やコメントがあれば、顧客や求職者の不安も低減できます。
つまり掲載すべきコンテンツは多岐に渡り、現場の方や担当者に任せたほうが良い部分も多く出てきます。現場が忙しくてなかなか時間を取れない方も多いと思いますので、早めに協力のお願いをしておくことをおすすめします。
POINT 3:変更や更新のしやすいシステムを選ぶ
ホームページは車と同じで、定期的に磨いたり動かしてあげないと錆び付いてしまい、実用に向かない「置物」になってしまいます。たとえばブログや施工事例が数年更新されていなければ、工事先を探している元請けに「この会社、つぶれたのかな?」と不安しか与えません。これは元請けに限らず、求職者や顧客にとっても同様の印象を与えてしまいます。
そのため、専門知識なしで簡単に更新できるシステムを提供している制作会社を選ぶことが重要です。
また常設ページでも、年末年始休業のお知らせ、見学会などイベント告知が必要になることもあります。さらに、事業を続けている間に多少の変更は発生するものです。そのため文字修正や写真の差し替えなども、できるだけ自社内で済ませられるシステムを選ぶと良いでしょう。
POINT 4:セキュリティやサポート体制を確認する
スマートフォンで、アプリやOSのアップデートを随時促されることからお察しのように、インターネットのセキュリティは、攻撃側と防御側の「いたちごっこ」です。
これはホームページのシステムでも同じです。一般に広く普及している「WordPress」も、セキュリティのアップデートが随時発生します。しかしたいていの場合、制作会社から「アップデートしないで!」と言われていると思います。これはアップデートによって、連携している拡張機能(プラグイン)が使えなくなったり、サーバーとの接続が切れて表示されなくなる恐れがあるためです。
これを解決するには、制作会社のサポート体制の確認は大前提として、専門知識を持つ担当者を配置するか、難しければ、アプリのように随時アップデートされるシステムを提供している制作会社を選ぶことをおすすめします。
POINT 5:相場や費用もしっかり確認する
ホームページのリニューアルで気になるのは、やはり費用ですよね。そこで、複数のサイトから相場を調べてみました。
前回御社で作成・依頼された時と、そんなに変わっていないかと思います。これは建設業界と同様、人工がベースになるためだと考えられます。
傾向として、オーダーメイドで作ったり、こだわりの機能を追加すると、どうしても工数が掛かって費用は高めになる点も変更はありません。強いていえば、テンプレートがある自社開発システムを提供する制作会社が有利と言えます。
もちろん、費用だけでの判断は危険もあります。アップデートやサポート体制なども含め、しっかり確認して総合判断しましょう。