求人応募を毎月2件コンスタントに獲得。採用の成功で事業拡大フェーズへ移行した老舗電気工事会社

設立30年を迎える電気工事の老舗

―― 本日はよろしくお願いいたします。まず貴社が手掛けている工事内容について、お聞かせください。

トナミエンテックは、1つはコンセントや照明器具取付などの電気工事、もう1つは工場などの設備の制御機器設備の工事。この2本柱でやっている会社です。

制御というのは、工場の機械をシーケンサー、PLCといったいろんな制御機器を組み合わせて動かす、エンジニアリングの仕事です。

――1993年の会社設立から間もなく30年。長く事業継続されている秘訣は何でしょう？

古いスタイルかもしれませんけど、こちらから足を運び営業をして仕事が取れている状況ではあります。あとは謙虚に一生懸命頑張っているなかで、「次もお願いします」という言葉を頂くことも多くあります。お客様に支えて頂くことで続けられていますので、とてもありがたく思っています。

――丁寧な仕事で、お客様からの信頼を築き続けた結果なのですね。ブラニューとのお付き合いは2021年6月からになりますが、すでにホームページはお持ちだったと伺っています。

ホームページを使って何かをしようとは思っていませんでしたが、時代の流れから、たまたまドメインだけは取得していました。そのドメイン契約にホームページの容量も含まれていましたので、会社案内程度はあったほうがいいのかなというのと、社員に多少できるメンバーがいたので作りました。ブラニューさんとお付き合いを始める3年ほど前、2019年のことです。

求職者への訴求不足を実感し
ホームページのリニューアルを決断

――既存のホームページをリニューアルするきっかけは何でしたか？

理由は2つあります。1つは、先代社長がホームページをもっときちんとしたものにしたいと思っていたこと。もう1つは、当時新しく入った社員から「ホームページの内容と実際の仕事の内容が乖離している」と言われたことです。

それまでホームページで掲載していた内容は「電気工事やってます」「社員は何人ぐらいです」「年収はいくらぐらいです」程度でした。でも実際は、大手食品メーカーのプラントの電気工事のほか、ベルトコンベアの機械納入、大手新聞社の出荷システムの構築なども手がけていますので、「電気工事の会社と思って入社したけど、ここまで手広くやっているとは思わなかった。これから入社する求職者に向けて、これは伝えたほうが良いのでは？」と。

――大手との取引も多い貴社でしたら、その実績を載せるだけでもかなり応募が増えそうですね。でも工場内の工事ですので、守秘義務などもあってなかなか実績をアピールしにくいのでは？

その点は、ホームページと併せて提案していただいた「漫画コンテンツ」で解決することができました。確かに、私たちの仕事はお客様の守秘義務に関わることがたくさんありますので、具体的な工事実績をそのままストレートに出すことは、基本的にできません。そこでどう表現したらいいかと考えたら、漫画にするのはとても有効な手段だと思いました。実際に仕上がった内容を見ても、限られたコマの中でしっかり内容を伝えられています。この効果は大きいです。

――ありがとうございます。社長も案内役として登場されてますね！ 実際、ホームページをリニューアルされて、反響はいかがでしたか？

まず、お客様からの評判が良かったです。「いいホームページになったね」と言ってもらえましたし、印象は確実に良くなっています。求人の面では、会社の内容をしっかり理解して、納得したうえで面接に来てくれている状況です。この点だけをみても、ちゃんとしたホームページにして良かったなと思います。

自社で求人広告を実施してみたが、
本業が多忙で採用が上手く行かず…

――わざわざ面接したのに、お互い想像していたのと違った…という思い違いは、双方にとって良くありませんよね。そして矢継ぎ早ですが、ホームページをリニューアル後、すぐに運用プランもご契約いただきました。このきっかけは何でしたか？

リニューアルした頃は、とにかく人を増やさないといけない時期でした。社員不足で仕事を断らなければならない案件も、多少出はじめていたほどです。そこで自社で求人広告を申し込んだのですが、ちょうど大きな仕事が重なってしまい、うまく対応することができなかったのです。

求人広告は、まず求職者向けの文章を書かないといけません。それは何とかできたのですが、さらに「話を聞いてみませんか？」といったスカウトメッセージを該当者に送り続けないといけないのですが、それができませんでした。結局、お金を払っただけになってしまっていたのです。

――建設業に従事されている皆さんから、「忙しくてなかなか採用まで手が回らない」という話は本当に多く聞きます。

弊社は小規模な会社ということもあり、今ある仕事をこなすのが精一杯な部分もあって。採用までなかなか気が回らない、というのが正直なところなんですよね。

そこでブラニューさんに、「採用担当者を1人雇うつもりでやってみませんか？」という提案をいただいて。まさにその通りだなと思い、運用プランを契約しました。やはり、求人広告を出すだけでも結構な労力がかかるじゃないですか。さらにブラニューさんなら、ホームページとも連動できる訳ですし。

ブラニューの求人施策で
月平均2件の応募を獲得！

――ありがとうございます。そしていよいよブラニューによる求人施策がスタートしましたが、結果はいかがでしたか？

施策を始めて半年ちょっと経ちますが、毎月2件ほどの応募がコンスタントに発生しています。そこから2人採用できて、3人目も見えている状況です。採用したメンバーのなかには、私たちが想定していた以上にスキルがあり、即戦力になっている方もいます。タイミングも良かったんでしょうけど、欲しい人材がちゃんと応募してくるのは、やはり大きいですね。

1つ言えるのは、私たちで気が回らないところをフォローしてくれているからこそ、いい採用に至ってるということ。忙しくてやれてなかった部分を、ブラニューさんが全部動いてくれたことで、一貫した流れで求人施策ができました。求人広告に出す求人票や文章作成もそうですが、求職者へ仕事内容の理解を促すコンテンツ施策、応募発生連絡なども含めて。

おかげで、こちらは面接だけすればOKっていう状況になったもんですから。ブラニューさんにお願いして良かったなって思いますね。

――ブラニューは専任で担当者が伴走しますので、応募も漏れなく対応できそうですね。

担当の方から「応募が来ていますけど、この人はどうしますか？」と連絡が逐一入ります。そのあたりも含めて運用してもらえるのが、非常に良かったですね。

また運用していて気付いたのが、「地域密着で就職したい」「育った地元に貢献したい」という人の掘り起こしや受け皿になっている点です。もちろん、都内に目を向ければ大手企業もたくさんあってキリがないのですが、「地元の埼玉に、こんなに凄いことをしている会社があったんだ」ということで、魅力を感じてくれて応募する人が多くいました。

――生活圏や自分時間を大切にしたいという最近の若者の傾向に、うまくマッチングしているのですね。

これはおそらく、「トナミエンテックという会社はこういう会社なんですよ」ということを、ホームページでしっかり情報発信できた副産物だと思っています。弊社以外にも、各地域で技術力のある会社、工事がきちんとできる会社は世の中にいっぱいあると思うんです。それをきちんと発信してるかどうかが、大きな違いかもしれません。

結果、非常にいいメンバーが来てくれていますので、まずは彼等をしっかり育てながら、体制がしっかり固まったらまた会社を拡大していく方向にはしたいなと考えています。

採用が充足し、事業を次の拡大フェーズへ

――それでは最後に、ブラニューへのご意見などがあればお聞かせください。

やはり、求人が思うように行ったのが大きかったです。ブラニューさんのいろんな施策を通していい人材に巡り合うことができたので、非常に感謝してますし、満足しています。引き続き、事業拡大に向けてのアドバイスがもらえればいいなと思っています。

――専任の担当者も、「トナミエンテック様のフェーズをどんどん上げていく」と意気込んでいます。次は認知拡大施策と顧客獲得施策の両軸とのことですね。

実は、個人的には「ペースが速いな」と思っているぐらいなんです(笑)。でも時代はどんどん動いているから、このぐらいのペースは必要なのかもしれない。そういう意味では、背中を押してくれてとても助かってます。

専任担当制という点では、たとえば大きな会社であれば「メディア対策室」のような部署があって、ホームページを軸にさまざまな施策を打ち出すと思います。「その社員を1人雇ったと思えばいい」という、まさにその通りだなと思いました。しかも専門的な見地から施策してくれるので、本当に頼りになります。

――ありがとうございます。ぜひ次のフェーズへと伴走させてください。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました！