人材も協力業者もホームページで獲得。求人応募が毎月7件入る足場工事会社のWEB戦略
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・協力業者獲得
・11月から4月にかけての繁忙期に、自力で協力業者を探すのに限界を感じていた
このように仕事が潤沢な建設会社さんによくある悩みといえば、人手不足です。もともと建設業界全体が求人難といわれて久しいですが、濵田工業様も例外ではなく、長期にわたって人手不足に悩まされ続けてきました。
濵田工業様ではこれまで、新聞の求人欄も含めたさまざまな求人媒体を試したものの、なかなか思うような成果が出なかったそうです。そこでBRANU(ブラニュー)のホームページ、さらに運用プランを導入いただきましたところ、結果、求人応募は月平均3件獲得。また協力業者からの申し込みも含めると、月平均で7件のお問い合わせを獲得するようになりました。
この求人難の建設業界において、どのような施策でこの人手不足の問題を解決されたのでしょうか? 濵田工業で経理・広報を担当されている代表の奥様、濵田瑞稀さんにお伺いしてみました。
「最初は本当に2人とか3人の所帯で、一人親方に近い感じで現場に入らせてもらっていました」
―― 本日はよろしくお願いいたします。まず貴社が手掛けている工事内容について、お聞かせください。
主に、橋梁や鉄塔などに組む「特殊足場」と言われる足場工事を手掛けています。それに加えて、最近は仕事の幅を広げて塗装の仕事も請けています。
―― 住宅やビルなど一般建築物用の足場ではなく、特殊足場を選ばれているのですね。
代表が「他人がなかなか出来ないことをすれば、そのぶん社会からも必要とされる」という考えを持っていて、最初から特殊足場をメインでやって来ました。
―― 法人化して11年目、今でこそ従業員が30名もいらっしゃいますが、創業当初は何名ぐらいの規模でしたか?
最初は本当に2人とか3人の所帯で、一人親方に近い感じで現場に入らせてもらっていました。今から12年ほど前、代表が22~23歳ぐらいのときです。そして24歳のときに法人化しました。
―― 足場の仕事を始めて、すぐに法人化されたのですね。
はい。代表は足場業界に入る前、造園業などいろんな仕事を経験してきましたが、当時は給料の未払いなども当たり前のようにあり、労働環境は決して良くありませんでした。
そこで雇用主に「会社をしっかり整えてほしい」と掛け合うわけですが、やはりいくら自分が頑張って意見を言っても、結局は会社次第ということがわかったそうです。「であれば、自分で会社を作ってしまおう」という思いを持っていましたので、法人化は早かったかもしれません。
―― 組織を作るうえで、法人化は必須だったのですね。
自分がきちんと会社を整えれば、給与の未払いも防げるし、いい職人も育つ。いい職人がいれば、いい仕事も入って来るという好循環の考えです。シンプルですね。
また付き合うお客様にも本当に恵まれて、公共建築物の塗装を手掛けている会社さんと多く出会うことができました。おかげで特殊足場の現場をたくさん経験することができましたし、そのころのお客様とは今でもお付き合いが続いています。
組織を整えたくて早々に法人化するも
仕事の引き合いが多く人手不足が課題に
―― お客様が増えて仕事も増えると、避けて通れないのが人手不足の問題です。そのころはどんな求人施策をされていましたか?
ハローワークのほか、さまざまな求人媒体に広告を出して募集をかけていました。市原市のような工業地帯は地方からの出稼ぎも多かったので、東北や九州の地方新聞の求人欄にも出したりしました。でも、まったく効果はありませんでした。
この原因をいろいろ調べていくうちに、どうやら応募される方が、インターネットをうまく活用してる会社さんのほうに流れて行ってしまっている、ということがわかりました。そこで、「やはりきちんとしたホームページを作って、地域を問わずいろんなところから当社の募集ページを見てもらう環境を作らないと」と検討していたところ、ブラニューさんから電話で案内があり、話を聞いてお願いすることにしました。
―― ありがとうございます。ホームページを導入いただいた際に、求職者に向けた漫画コンテンツも併せて導入いただきました。とてもわかりやすい内容で、ご代表の思いがよく伝わって来ますね。
漫画はやはりよく言われます。「すごいね、あの漫画」「そんなの見たことない」と。確かに、足場がテーマの漫画は見たことがありません(笑)。
社内での求人施策に限界を感じて
ブラニューに運用施策を依頼
―― (笑)。こうして2018年12月にホームページを公開されましたが、さらに半年後の2019年6月には運用プランも導入いただきました。運用プランを導入されたきっかけは何でしたか?
ブラニューの担当者から、求人広告やコンテンツ施策のほか、アクセス解析をもとにホームページ改善ができるという話をいただいたのがきっかけでした。社内で求人施策をするのが限界だった、という事情もあります。
もちろん費用はかかりますが、1人採用できれば、その方が働くぶんの売上も増えるという感覚でしたので、とりあえず試しでやってみようか、ということで導入しました。
―― ありがとうございます。建設業の中途1人あたりの平均採用コストは97.8万円という大手求人媒体の調査結果もあります。少子化もあって人材獲得が難しい時代になっている表れともいえますが、実際、結果はいかがでしたか?
運用1年目は、ヒートマップを活用したホームページ改修や求職者向けコンテンツの補強など、土台作りを並行させながらの求人広告配信ということもあって、応募は5件だけでした。社長と一緒に、続けるかどうか悩みましたが、「ホームページを見ました」という応募も来ていて、アクセス数もどんどん増えていましたので、「ここでやめたらもったいない」という判断になり、2年目もお願いすることにしました。
初年度は応募獲得のための土台整備に注力。
そして2年目を迎えると…
そうしたら、2年目から求人応募が増えたんですよね。コンテンツ記事を継続投下しながら求人広告に比重を置く施策で、年間12人ぐらいの応募があり6人ほど採用することができました。求める人物像などもコンテンツとして載せていましたので、こちらの求めるような方も増えてきました。
―― 1年目に土台を整えたことが、2年目に成果として表れはじめたのですね。…そして3年目も継続していただきました。
3年目は、ブラニューの担当者さんとの打ち合わせで、応募者の質を上げることを目標に据えました。特殊足場は普通の足場よりも安全基準が厳しいので、その認識がきちんとできる人を獲得したいというのが理由です。
そこで、コンテンツ記事に力を入れました。長く足場の仕事を続けてきた人でも知らないような専門的な記事を書いていただきました。結果、運用3年目に求人応募された方は、かなりレベルは高いと思います。質は上がりましたね。
―― 質とともに、数も増えているようですね。
応募件数が増えましたね。1ヵ月に少なくとも3件という感じです。協力会社も入れたら、毎月7~8件ぐらいは来ています。
―― 協力会社の募集にも注力されているのですね。
11月から4月にかけて、毎年繁忙期なんです。今までは派遣さんを使ったり、自分たちで協力会社を探したりしていたのですが、どこも手一杯で意外とつながらないのです。そこで、協力業者の募集も運用プランで広告を出してもらった方が早いと思ってお願いしました。検索連動型広告を使っていますが、協力会社のほうもうまくつながることができました。
求人や協力会社だけでなく
工事依頼もホームページから獲得
―― お仕事の依頼も来ていると伺っています。
来てますね。それこそ、特殊足場の工事依頼も3件ほど来ています。それまでお付き合いや縁も一切なかった会社さんが、ホームページを見て仕事を依頼していただきました。もちろんすぐにお請けしました。
もともと求人獲得を目的に作ったホームページでしたが、顧客獲得もできるというのは驚きました。どうも今どきのお客様や元請けさんは皆、依頼先と連絡を取り合う前に、1度ホームページを検索されるようなのです。実は私たちもそうなんですけど(笑)。そこでやはり会社の内容を見て、精査しますよね。
「ひと通りきれいな文章は入ってるけど、実は事業内容があまり見えて来ない」といった企業ホームページも割と多く見受けられますが、当社のホームページは、そのあたりはクリアできてると思っています。
―― アクセス解析を見ると、ひと月に1,000人以上の方が訪問されていますので、そのなかには「次、何かあったら頼もう」という顧客予備群もたくさんいらっしゃるのでしょうね。
そうですね、検索サイトで「市原市 足場」って調べるとすぐに出て来ますので。
ホームページがきっかけで
ついに鉄道大手の工事入札資格も獲得
それと、ついこの間の話ですが、大手鉄道会社さんの工事の入札資格を得ることができました。このような会社さんはやはりホームページを見て、施工事例やどのレベルの人間がいるのかというのをかなり調べていますね。
こうして振り返ってみると、ホームページを導入することで仕事の幅がだいぶ広がりました。もしホームページがなかったら、入札の土台に載ることすら難しかったんじゃないかなって私は思います。
結果、求人獲得だけでなく、仕事を獲るうえでもホームページが信用になったりして活躍しています。導入して本当に良かったと思います。何しろ、「かっこいいホームページですね」ってよく言われますよ。
―― ありがとうございます。今、大手企業の工事にも参入されて、仕事の幅をどんどん広げていらっしゃいます。今後の会社の方向性やビジョンについて、教えてください。
会社をより良い環境にしていけば、それが結果に繋がるということは良くわかったので、そこに力を入れたいと思います。有能な人が増えてくれたら、より良い仕事も取れます。そうすれば会社が潤って従業員も潤っていきますので。
今、現場で頭張ってる子たちは30代半ばで、管理者としての育成もこれからです。その下の世代も、新しく入ってきた方に向けて鳶の仕事や安全のポイントなどを教えるマニュアルを自主的に作るなど、結構考えてくれています。凄くやる気のある子たちなので、まだまだ頑張らないといけないですね。
――教育体制が整っていれば、新入社員も現場に入りやすいですよね。しかも、社員さんが自主的にその環境づくりに加わっているというのは、素晴らしい会社組織ですね! では最後に、ブラニューに期待すること、ご要望をお聞かせください。
運用も4年目に入りますが、まだ拾い切れてない求職者もいると思います。もっともっと周知してもらえるように、施策をお願いします!
――承知しました。目標に向けて、引続き伴走させていただきます。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!
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濵田工業様が成功に至った施策とは?
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