建設業の求人媒体5選!各種特徴をご紹介

     
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求人

建設業界は人手不足が進んでいる業界の1つです。そのため、どのようにして「入社してもらうか」ということに頭を悩ませているかと思います。

そこで、本記事では建設業種の求人媒体をオンライン・オフライン含めてご紹介し、それぞれの特徴を解説します。 建設業の採用活動のお役に立てれば幸いです。

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総合求人サイト

一番メジャーな求人媒体としては、「リクナビNEXT」「マイナビ転職」「エン転職」といった正社員向け求人サイト、「an」「バイトル」といったアルバイト向け求人サイトがあります。 求人サイトには以下の3パータンの料金制度があります。

掲載料金型

求人広告を掲載する期間(2週間と4週間が多い)ごとに料金を支払うタイプです。大手サイトでは20万円以上かかります。数万円という安いサイトもありますが、その分求職者の人口が少なく採用に繋がりにくくなる可能性があります。

成果報酬型

求人広告の掲載は無料で、応募があった時か、採用が決まった時に料金が発生するタイプです。応募時の場合は1件1万円ぐらいから、採用時の場合はバイトで1万5千円ぐらいから、正社員で20万円ぐらいから、というのが一般的な相場とされています。

無料型

掲載料金も成功報酬も無料という求人サイトもあります。サイトに広告を掲載して運営するビジネスモデルが多いようです。ただし、サイト運営企業が積極的に活動していないケースもあり、求職者が積極的に利用していない可能性もあります。とは言え、無料なのでリスクもありません。

建設業特化の求人サイト

建設業界や特定の職種に特化した求人サイトも数多くあります。建設業全体、現場の職人のみ、施工管理のみなど、細かく絞り込みができます。総合求人サイトよりはぐっと安めなのも特徴です。建設業に特化しているだけあって、その職業を明確に目指しているか、現在その職に就いている求職者が見てる場合も多く、総合求人サイトよりミスマッチが起こりづらいです。
主な建設専用サイト(※求人情報の掲載数は2018年9月9日現在)
「職人さんドットコム」(建設・建築の職人、求人情報5167件、掲載料・無料)

ゼネコン運営の求人サイト

2017年5月、清水建設が自社の協力会社のために求人情報サイトを開設、前田建設も同様のサイトを2018年5月に開設しています。 清水建設の求人サイトには約400社以上の中小企業が掲載されています。大手ゼネコンであるということで、掲載企業も一定の信頼度があると思われます。

建設業向けマッチングサービス

現代ではさまざまなマッチングサービスが展開されていますが、建設業に特化したサービスも少なくありません。

CAREECON Plus マッチング機能 | 建設業に特化したマッチングサービス
CAREECON(キャリコン)マッチングは、建設業の協力会社探しや案件の受発注がWeb上でできる、建設業に特化したマッチングサービスです。

例えば、こちらのサイトは「スポットで人材を探している」と「単発での仕事を欲している業者(または個人)」を結ぶサービスになっています。 突発的な人材が必要なときのために登録しておくのも1つの手です。

ハローワーク

国が運営する職業安定所で、全国に540カ所以上あり、現在の求人総数は122万件以上あります。求職者は、地元のハローワークで地元の仕事を探すのがメインですが、インターネットや施設内の端末で全国の求人を探すことが可能。

料金は完全無料です。失業保険をもらう窓口になっているので、ハローワークの求人を見る機会は必然的に多くなります。掲載期間のような縛りもないので、常に人が不足している会社は、試す価値があります。

その際、求人票を丁寧に書き、写真をしっかり載せておくことをお勧めします。おざなりな求人票が多いため、それだけ差別化・注目度アップに繋がります。そして、最新の求人から紹介されていくため、定期的に情報を更新していくことも重要です。

その他オンラインを活用した求人方法

SNSでの求人活動

求人サービスを利用する以外にも、自社でSNSやホームページを運営して積極的に採用活動を行う企業も少なくありません。ここでは2つの実例をご紹介します。

Instagramを活用した実例

西東京市で建築・インテリア・土木を行う大熊工業では、日々Instagramを更新し、採用活動に励んでいます。

(出典:株式会社大熊工業「メロン肩採用」より|https://recruit.okuma-industry.com/special/melon)

「メロン肩採用」という採用活動が一時期ネット上で話題になりました。内容はメロン肩であれば学歴も経歴も不問、書類選考と一次面接をパスできるというものです。

株式会社大熊工業公式Instagram

TikTokを活用した実例

建設業種ではないですがTikTokを用いた採用活動を行っている企業も多数あります。

大京警備保障株式会社という警備会社では、TikTokに複数のショート動画を投稿。平均社員50代という会社にも関わらず多数の20~30代からの応募を獲得しています。

(出典:大京警備保障株式会社より|https://www.dky.jp/)

TikTokで採用を実現!社員平均年齢は50代、警備会社の「TikTokのトレンドに合わせる」したたかな戦略<大京警備保障株式会社インタビュー

ホームページを用いた求人活動

「求人広告にかなりの予算を投下しているのに、応募が全然来ないーー」という建設事業者さんも多いかと思います。その多くは、ホームページを持っていないことが原因である可能性が高くあります。

大手求人広告会社の調査によると、求人媒体を見て、気になった企業のホームページを探す人の割合は88.7%に上るとのこと。その理由は、求人広告や求人票に掲載されている情報は限りがあり、不足している情報をホームページで補おうとしているためです。

ここでは、弊社がホームぺージ作成したお客様の実例をご紹介します。

CASE 1:リフォーム会社さんの例(千葉県)

千葉県流山市を拠点に、集合住宅の退去時の修繕・リフォームを専門で手掛けている有限会社ワンステップ様。毎月60~70件ほどのリフォーム工事をこなしていますが、丁寧な仕事が評判を呼び、紹介での仕事が増加。現場を回すのに限界を感じて、ホームページを導入。結果、7ヵ月で15名の求人応募を獲得し、2名を採用することができました。

7か月で求人応募15件獲得!ホームページで採用に成功した千葉のリフォーム会社の手法 | BRANU株式会社
毎月60~70件ほどのリフォーム工事をこなしている有限会社ワンステップ様。丁寧な仕事が評判を呼び仕事が増加。現場を回すのに限界を感じ、人材獲得目的でホームページの導入を決断したところ、7ヵ月間で15名の求人応募を獲得、2名の採用に至りました。その成功の秘訣についてお伺いしてみました。

CASE 2:産業廃棄物の収集運搬会社さんの例(茨城県)

有限会社元クリーン様は、産業廃棄物の収集運搬を手掛けています。2018年に現在のホームページにリニューアルを行い、「環境問題の解決」という会社で掲げる方針を前面に押し出しました。そして2020年末に、その認知を広め求人獲得を目指してインターネット広告・求人広告媒体への出広を開始。結果、人手不足が叫ばれる建設業界の中でもさらに求人ハードルが高いと言われるこの業種で、3名の採用に成功しています。

求人難の産業廃棄物業界で若手3名の採用に成功!若き2代目社長が執ったその差別化戦略とは? | BRANU株式会社
茨城県北茨城市を拠点に、産業廃棄物の収集運搬やリサイクル事業を手掛ける有限会社元クリーン様。建設業の人材獲得の難しさに直面し、改善すべくBRANU(ブラニュー)に相談。ホームページと集客支援サービスを導入することで3名の採用と新規顧客の獲得にも成功しました。その施策内容について伺ってみました。

さいごに

建設業の求人媒体5つと、SNS・ホームページを用いた採用活動の事例を紹介いたしました。
慢性的な人手不足が叫ばれて久しい建設業界。どの建設会社さんもさまざまな手法で人材獲得を目指していますが、近年はインターネットを活用した求人施策に力を入れている会社さんが多く見られます。むしろ、若者を引き付けるには「インターネットを駆使する」ことが必須の時代になってきている、とも言えます。
人々の行動は大きく変わり、今なお変わり続けています。古い慣習にとらわれず、どんどん新しい概念を採り入れて求人施策を成功させましょう!

■関連資料
建設業界における人材採用の教科書

     
この記事を書いたライター
政所健司

建築専門出版社にて住宅誌の編集長を歴任。国交省・住宅金融支援機構・NEDO等の広報誌制作業務に参画後、LIXILリフォームショップFC店の企業広報を経て現在BRANU株式会社にてマーケティングを担当。「現場で一番汗を流している人たちこそ主役に」という考えのもと、中小零細企業へのIT支援・DX支援・事業支援を通じて建設業界の古い産業構造の改革を目指す3児の父。

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