新規顧客を「営業せずに」ホームページから毎月50件獲得する設備工事会社
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紹介や古い付き合いからの仕事が入って来ていたため、特に営業らしい営業はしてこなかったそうですが、それもあって新規のお客様を獲得できていないという課題感をお持ちでした。
そこで、営業マンを1人雇うつもりでホームページを導入。すると、それまで獲れなかった新規顧客の獲得に成功し、2021年に集客支援サービスを追加導入することで、さらにその勢いは加速。お問い合わせをこなすだけでも大変なほどの忙しさになっているそうです。
なぜ、ここまで仕事が入ってくるようになったのでしょうか? 代表の新田美由紀さんに伺ってみました。
高い専門性を持ち、営業しなくても仕事は入って来ていた
―― 本日はよろしくお願い致します。まず貴社が手掛けている工事内容について、お聞かせください。
消防設備の設計・設置と、保守点検なんかもやってます。体制としては、現場で動く職人が3人、事務員さん1人でやっています。
―― 設計からやられてるんですね?
そうですね、どうしても建物に合わせて消防設備を設置する必要があるので。お客様から建物の図面が届いて、そこに対して何の消防設備が必要かを設計して、それから工事をする感じです。
―― 身近なところでは、商業施設の駐車場などで見るスプリンクラーなどが思い当たりますが、そのような消防設備を設計・施工されているのですね?
はい。そういった設備もただ付いている訳ではなく、消防法上何m以内にこれがないといけないとか、何㎡に何個ないといけないとかさまざまな決まりがありますので、法規に合うように設計していきます。例えば、消火器は歩行距離20m以内に設置する決まりがあるので、商業施設などで20mも歩けば、必ず消火器があるはずなんですよ。
―― 普段、なかなか気付きにくいですよね…。
建物の大きさによって「必要能力単位」などいろんな決まりがあって、それに合わせて設置していく感じですね。
―― 結構難しい、専門的な知識が必要ですよね?
消防設備士という国家資格を取得すると、こうした作業ができるんですが全部で8種類もあります。種類に応じた資格を取得してやっと工事や設計ができるんですね。当社では、メーカーさん向けの資格以外はすべて持っています。
―― もう、何でも来いって感じですね(笑)。それだけの専門技能をお持ちでしたら、お仕事も自然と入って来る感じだったのではないでしょうか?
そうですね、「営業」らしい営業はあんまりしていませんでした。古くからずっとつながりのあるお客様や、紹介からのお仕事がほとんどです。新規のお客様は、ほぼ無かったんですよね。
「営業マン1人雇うよりも安い」という発想で
ホームページの導入を決意
―― そんななか、2012年にブラニューのホームページを導入されていますが、どのようなきっかけだったのでしょうか?
たまたまブラニューさんが営業に来てくれて、話が進んだというのが正直なところですが…。実は、それまで私は「この業界にホームページなんかいらなくない?」と思っていまして(笑)。
ただ先代の社長(父)が、「月額の費用を考えたら営業さん1人雇うより安いし、ホームページ自体、名刺代わりにもなるんだから、持っておいて損はないんじゃない?」と言ってくれて。「営業マン1人雇うよりも安い」という発想の転換というか、その考えが私には無かったので、すごいな親父って思いながら(笑)。それで導入しようかとなったんですよね。
―― ありがとうございます! 確かに人件費を考えたらはるかに安いですよね。そのような経緯でホームぺージを導入されましたが、2012年ごろと言えば、地域の同業者さんのなかでも先進的なほうだったのではないでしょうか?
ホームページを公開したとき、「新田防災さんのホームページはすごいね」って同業者みんなから言われました。そこからみんなホームページを導入し始めたんですよね。「新田防災さんのように、写真と説明をきちんと付けたホームページにしないと」とか。
―― 同業者さんにとって、お手本というか教科書というか…。
本当にそんな感じです。何度かブラニューさんにお願いしてリニューアルもしましたが、やはりホームページの仕上がりが良いこともあって、ついこの前も消防局の職員さんに「いつも見てますよ」って言われました。
―― ありがとうございます! ホームページを導入されたことで、お仕事の流れに変化はありましたか?
新規のお客様が増えましたね。そのときにご縁があったお客様で、ずっと今まで続いてる方もいらっしゃいます。お電話でのお問い合わせも結構あったんですよ。それまでほぼ0件だったのが、毎月2~3件は必ず入るようになりました。
「面白いかも」と導入した集客支援サービスで
大変な忙しさに!
―― それは大きな違いですね! そして2021年には、集客支援サービスを追加でご契約されています。こちらを導入されたきっかけは何でしたか?
実はこちらも、自分で積極的に導入しようと思ってた訳ではなのですが、「やってみても面白いかも」という思いはありました。
―― 記事も定期的にアップされて、あとインターネット広告も展開されて…。アクセス解析を拝見しますと、毎月3,000人以上は訪問されています。
おかげさまで、めちゃめちゃ忙しいんですよ(笑)。お問い合わせをこなすだけでも大変なぐらいで、数だけでいうと、ホームページからのお問い合わせが1週間に1~2件、電話からのお問い合わせは1日1~2件入るようになりました。合わせると月50件ほどになります。
防災設備関連で広告を出している会社さんが少ないのと、あとは世の中で事件・事故があると、アクセスが集中する傾向があります。特に去年あたりから立て続けに「二酸化炭素消火設備」の事故が続いたことがありました。それで「防災屋さんをちゃんと立ち合いさせなさい」っていう通達まで出るようになって。そのときに建設事業者さんがインターネットで調べるような流れです。
―― 業者さんを探す手段として、もはやインターネットで検索するのが当たり前なのですね。
今の時代、インターネットで探されるみたいですね。広告で検索結果の一番上に表示できているので、そこからのお問い合わせ数は凄かったです。
その後も大阪の北新地で放火事件がありました。それで市の消防局で一斉点検をやるという話になって。そうなると、今度は建物のオーナーさん達がお問い合わせをしてくださって…。
―― なるほど、インターネット広告の効果は大きいですね。
喜ばしいことではありませんが、事件や事故に重なった効果は大きいと思います。
―― 人命に関わるので、欠かせない仕事ですね。
そうですね、そのあたりは肝に銘じて自負してやっています。ついこの間の物件でも、点検を通して動いてない感知器が見つかり、交換しました。すると数日後にその建物でボヤがあったんですね。それで「ちゃんと感知器が働いたので、ボヤで済みました。ありがとうございます!」って言ってもらいまして。それは嬉しかったです。きちんと点検しないと、そういった感知器の不具合にも気付けませんので。
―― ボヤで済んで良かったですね…。今後もますます顧客が増えていく思いますが、それは同時に、地域の安心・安全な暮らしの拡大につながっているのですね。大変なお仕事とは思いますが、引き続き、安心できる消防設備工事・点検をお願いします! 本日は貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。
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