採用応募と集客を軌道に載せる!~老舗看板工事会社の事業再構築施策 | BRANU株式会社
お客様の声

採用応募と集客を軌道に載せる!~老舗看板工事会社の事業再構築施策

2023/10/30
ハセガワーク様mv

Profile

会社名 株式会社 ハセガワーク
お名前 代表取締役社長 近藤博 様
所在地 福島県福島市
職種 看板・サイン・店舗の内外装企画・設計・施工等
目的
・事業継承に伴う会社基盤の再構築
課題
・集客
・採用
効果
・毎月1件の工事お問い合わせ
・毎月3件の求人応募
福島県福島市を拠点に、看板・サイン工事から店舗内外装工事まで幅広い案件を手掛けている、株式会社ハセガワーク様。1947年創業という、地域でも有名な老舗の工事会社さんです。かつて大手顧客から大口の仕事を任され、東北から東海地区まで複数支店を展開し事業拡大した時期もあったものの、元請け会社の状況により縮小を余儀なくされた経緯があります。

そんな中で就任した、3代目の近藤代表。事業体制の再構築に向けて、ありとあらゆる部分に手を入れるなどで奔走しています。その近藤代表が、事業推進のパートナーとして選んだのがBRANU(ブラニュー)でした。具体的な施策を開始してまだ半年ほどですが、人手不足の解消と集客面で、早くも成果が出始めています。

将来に向けた事業体制の構築を着々と進める近藤代表に、BRANUを施策のパートナーに選んだ背景、そして会社が目指している目標や展望などを伺ってみました。


1947年創業、県内でも随一の老舗看板工事会社


――本日は宜しくお願い致します。まずは貴社の事業内容についてお聞かせください。


公共施設、商業施設、店舗、建物の屋内外のあらゆる看板・サインに加えて、店舗の内外装の企画・デザイン・設計・製作・施工・保守点検を主に取り扱っております。また、展示場やイベント関連の看板・サインの製作・設営も取り扱っております。地元の花火大会やスポーツ大会などのイベントなども関わらせていただいております。

ハセガワーク様の施工事例(出典:ホームページ>施工事例「日東紡 福島工場(福島市)」より)


――創業が1947年、近藤様で3代目という老舗の工事会社さんですが、創業当初から看板工事を専門事業をされていたのですか?


そうですね。地元の飲食店や映画館などの看板を手掛けていたようです。当時は戦後間もない時期でしたので、今のように機械化・デジタル化されておらず、職人たちが全部筆の手描きで作っていたそうです。

――映画の看板などは、相当の技術が無いと作れませんよね。「看板」というよりも「美術」「芸術」に近いような…。

おっしゃる通りで、看板工事とはいえ、そういった芸術性を求められていた時代でした。
しかし2代目の社長が就任し、高度経済成長期に入ると、看板が大型化していったりデジタル化の波が押し寄せたりして、昔ながらの筆で描く看板よりも、パソコンでデザインを組む看板がどんどん主流になってきました。
取引先も店舗系のお客様の割合が増え、コンビニエンスストア「サンクス」の看板工事も多く請け負わせていただきました。

――誰もが知る大手さんですね…。

そのビジネスチャンスを得る機会があったみたいで、弊社の方で宮城県仙台市の第1号店(1980年)から東日本の店舗を全部やらせてもらったと聞いています。特に昭和から平成になる辺り(1989年頃)からサンクスが出店数をどんどん増やしていった時期があり、それに伴って会社の規模も大きくしました。ピーク時で年商12億円、従業員も60人ほど在籍し、支社に仙台、北海道、東京、そして名古屋にも構えていたそうです。

(*編注;サンクス店舗数=1983年100店舗、1993年1,000店舗、1997年2,000店舗、2001年3,000店舗)

――ニーズの変化に対して、先を見越してしっかりと対策をされてきた結果なのでしょうね。

先代の2代目が、時代に合ったやり方で設備投資などを行い、体制を整えていましたので。
現在の企業理念を制定したほか、社名を「長谷川看板店」から「ハセガワーク」に変えたのも、2代目でした。「近い将来、『看板』という時代ではなくなるだろう」と、当時から見越していたそうなのです。看板工事の枠にとらわれず、お客様に喜ばれるサイン広告を幅広く提供する事業を展開するべきだと。

ハセガワーク様の施工事例(出典:ホームページ>施工事例「道の駅ふくしま(福島県福島市)」より)


――なるほど、各種看板工事はもちろん、商業施設のサイン工事からデジタルサイネージ工事、イルミネーションに至るまで幅広く請け負われている事業展開は、先代が土台を作られたのですね。


一方、サンクスから大口のお仕事を任された良い時代もありましたが、やはりその後が大変だったと聞いています。ご存知の通りサンクス自体が吸収されて、仕事も売上も大きく減ってしまいました。そうなると、会社の規模を、どうしても縮小しなければなりません。2代目も相当心苦しかったと言っていました。

事業の再構築を図るなか、BRANUが施策のパートナーに


――大口のお客様はとても有難い一方、リスクもあるのですね…。さて、そんな中で弊社のデジタルソリューション「CAREECON+ miniプラン」をご導入していただきましたが、どのようなきっかけでしたか?


もともと地元の業者に制作してもらったホームページは持っていたのですが、会社案内と施工事例のページがあるぐらいで。デザインが古いという訳ではなかったのですが、「ただ作っただけ」という、戦略が見えないものでした。

――いわゆる「名刺代わり」のようなホームページだったのですね。

そうです、本当に「名刺代わり」でしたね。実は私は行政書士法人も経営していますが、行政書士業務はWeb集客、デジタルマーケティングがかなり重要なんですね。そこで、ホームページを軸とした集客とブランディングが、このインターネット・SNS・スマホ全盛の時代で不可欠であり、最重要であることは認識していました。
そこに来て、ハセガワークは施工事例の更新頻度も低い、検索しても競合他社よりずっと下…。全体的に負けていると感じました。自社の実績や技術などは申し分ないくらいありましたから、魅力を十分に発信し切れていなくて、もったいないなと感じていました。

「どうかしなきゃ駄目だな」ということで、私が3代目の代表取締役社長として就任したのを機に制作会社を調べた結果、2社まで絞り込んだのですが、そのうちの1社がBRANUさんでした。

――そこからBRANUを選ばれた理由は何でしたか?

一応、2社とも相談させてもらいましたが、BRANUさんを選んだ決め手となったのは、3つあります。

まず1つ目は、実績・ノウハウです。弊社のような専門工事業のホームページ制作は難しいかなと思いましたが、BRANUさんは中小建設企業に特化していて、制作実績を見せてもらったら、設備屋さんや土間屋さん、外構、土木のような専門事業者のホームページも多数手掛けていることが分かりました。その豊富な制作・支援実績によって、「ここなら弊社のような看板屋の実情も理解してくれ、イメージを具現化してくれるのではないか」という期待感がありました。

2つ目は、制作力です。導入した企業さんのホームページを拝見して、その企業さんの会社概要や施工事例にとどまらず、代表者様や社員の皆様の人柄・想い、そして社内の様子まで、しっかりとわかりやく発信している印象を受けました。

3つ目は、コンサルタントによる伴走支援の部分です。私は、デジタルマーケティングについての専門知識やノウハウがなく、また、定期的に伴走支援でサポートしていただける体制を求めていました。また、対面でなくても私は問題無いので、オンライン面談やLINEで手軽に素早く対応していただけるという点も、BRANUさんを選ぶきっかけの1つになりました。

ハセガワーク様のホームページ(https://www.hasegawaac.com/


――ありがとうございます。建設業特化、制作クオリティ、そして伴走支援ですね。


BRANUさんが制作したホームページ例を見ると、各企業ごとの戦略を感じ取ることができました。「なるほど、この会社さんはこれを発信して伝えたいんだ」というのがホームページから読み取れましたので。そんなところも、CAREECON+ miniプラン導入の決め手になりました。

あと伴走についてですが、私も行政書士法人のほうで建設会社を伴走支援しているんですよ。主に許認可申請をやらせてもらっていますが、建設会社ならではの対応の難しさがありますよね。
そのあたりをBRANUさんも分かった上で伴走支援をしてくれるのであれば、弊社のような工事会社でも大丈夫かなと(笑)。

――建設業は現場が流動的ですし、スムーズに進められない部分も多々ありますよね…。

伴走支援で定期的に連絡やミーティングをしていただいていますが、そうすることで、ある種「強制力」が働くところが良いですね。日々の業務に追われて、後回しにしてしまう部分がどうしても出てきてしまうので、「次は、これに取り組みましょう」といった宿題や目標を設定してもらった方が、私にはやりやすいところもあって。それも、選んだ理由の1つです。

採用・集客を加速させる経営改善プロダクト「CAREECON+」を導入


――ありがとうございます。そんな伴走支援の部分も含めてBRANUを選んでいただきましたが、さらにマーケティング機能、採用機能が強化され、DXコンサルティングも付く経営改善プロダクト「CAREECON+」を追加でご契約いただきました。ご導入いただいた経緯をお聞かせください。


採用、集客、ともに強化したかったためです。
建設業は機械化や自動化が進んでおりますが、まだまだ人の手が必要です。しかも、今後の少子高齢化・若手の入職者の減少に伴い、現場に従事する施工管理や技能者は奪い合いになりつつあります。また、社内の技術やノウハウを次の世代に承継する必要性にも迫られていました。
その中で弊社では、外部の協力業者様と連携する体制を整備するとともに、できる限り後継の人材を育成することを見据えて、採用を強化しようと考えていました。

それと平行して、集客にも課題がありました。営業が施工管理も兼務していることから、新規のお客様や掘り起こしの営業は多忙で、施策に手が回らない状態でした。ホームページは人手がほぼかからない営業マンでもありますから、施工事例やブログの更新でアクセス数を伸ばし、営業を少しでも支援できるよう集客にも力を入れようと考えた結果、マーケティング機能、採用機能、さらにDXコンサルティングの付く「CAREECON+」を導入するに至りました。

(ハセガワーク様への提案資料の抜粋。専属のコンサルタントが戦略・施策・改善提案等を行い、会社の目標達成を支援します)※個人情報部分はボカシを入れています


――採用と集客の両方で、もっと力を入れる必要があったのですね。広告だけ、SEOだけ、コンサルだけなど、単体でサービスを請け負う会社さんも多くいる中、BRANUのCAREECON+を選んだ決め手は何でしたか?


BRANUさんのCAREECON+を知ったのは、ホームページを作った後でした。単体のサービスを請け負う運用会社さんもいますが、今回のホームページ制作を通して、BRANUさんは弊社の戦略や目標などを全部分かっていると思うので、BRANUさんでこれらのサービスをやっているなら、お願いしようということになりました。

弊社について再度ゼロから説明し直すのも骨が折れますし、BRANUさんと運用・コンサル会社さん、それぞれの方針や設計思想、戦略をきちんと擦り合わせないと、間違った方向へ行ってしまうのではないかと思いました。その点で、1つの会社さんに任せた方が進めやすいだろう、ということでBRANUさんにお願いしました。やはり、ワンストップでやってくれるというのはすごくありがたいですね。

工事のお問い合わせのほか、採用応募も月3件発生


――ありがとうございます。CAREECON+のご導入、そしてこれらの施策が稼働してちょうど半年ほどですが、進捗はいかがでしょうか?


最初はアクセス数が少なかったので反響も少なかったのですが、現在はお問い合わせが発生しています。月1件あるかないかぐらいで、売上も本当に微々たるものですけど、何よりこれまでWebからの問い合わせが無かったところが、今は来ていますので。やはりマーケティング機能による集客の効果はあったと思います。

既に取引している企業の別担当の方から「こんな工事もやってますか?」とフォームでお問い合わせいただくこともありましたね。


――なるほど、元請けさんの社内で施工業者を紹介するにも、きちんと情報発信されている媒体があれば話が早いですよね。では、採用のほうはいかがでしょうか?


採用はそれまで応募はほぼゼロでしたが、採用機能を導入後、月平均3件程度まで増えました。結果、一部縁故や紹介もありますが、今年に入って4名採用することができました。また高校の新卒採用も数年振りに再開し、2名内定しました。

採用機能の導入前までは「採用はハローワークでいいんじゃない?」といった社内の空気があったのですが、きちんと費用を掛けていかないと採用できない時代だ、ということが立証されたのかなと。

――半年で4名採用とは、結果が出るのが早いですね。しかも、新卒も採用できたのですか?

私もちょっとびっくりしています(笑)。求人広告・採用機能で求職者の接触機会を増やし、その着地先としてホームぺージで社内の様子をしっかりと発信したことが、採用にプラスに影響したと捉えています。

今や、若者はスマホ1つで就職先を探しますので、やはりネットが主戦場です。また、残念ながら採用には至らなかったのですが、70歳ぐらいの方からの応募もありました。「70歳の方もネットをきちんと見て応募するのか」と、時代の変化を実感しました。

5年後に売上2倍、「県内で一番の看板・サイン屋」を目指す


――インターネットは、もはや業界も年齢も関係なく、インフラの1つとして暮らしに定着しているのですね…。集客も採用も順調なスタートとなりましたが、この先、ハセガワーク様はどのような目標や将来像をお持ちでしょうか?


弊社では経営計画書を社員全員に配っていて、毎朝読み合わせをしています。そこでは、5年後に売上2倍・7億円を目指し、「県内で一番の看板・サイン屋になる」ことを目標として掲げています。
なぜそのような計画書になっているかというと、やはり今の時代、物価高や景気悪化などで、なかなか夢や希望を持ちにくい世の中になってしまっていると感じています。そんな中、大切な人生の大半を「仕事」に充てて頂いている社員さんに、夢や希望、楽しみといったものを、何かしら見いだしてもらいたいということもあって、そのように設定しました。

かなりハードルの高い目標ではありますが、得られた利益をしっかりと社員さんに還元しつつ、未来の会社を維持していくために設備投資もしていく――。長期的視野で、物も心も豊かになるというところを目指して取り組んでいます。

株式会社ハセガワーク 近藤代表取締役社長。後ろに見えるのは2022年に刷新した高所作業車。会社の未来に向けて、設備投資もしっかり行っています。


――ありがとうございます。目標と目的がここまで明確に紐づいているのでしたら、社員さんのモチベーションも相当高そうですね!では最後に、弊社への要望等はありますでしょうか?


今年度の採用に係る目的は達成できたことは、BRANUさんのサポートのおかげです。次は、集客に向けて取り組んでいきたいと思いますので、引き続きご支援をお願いします。

――承知しました、少しでも早く目標を達成できるように、担当のコンサルタントに伝えておきます。本日は、ありがとうございました。

株式会社 ハセガワーク様の施策内容は
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ハセガワーク様が成功に至った施策とは?

こんな方にオススメ

  • 元請けが統合されて業務に影響が出ている
  • 事業継承した会社に旧態依然の部分もあり、手直しが必要
  • 集客も採用もインターネットを活用できていない
  • 求人に費用をかけず、成果も出ていない

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